カンショ(甘藷)伝来

 

メキシコ~中央アメリカ原産のカンショは、1594年・フィリピンから中国の福州へと伝わり、1605年には琉球王府(沖縄県)に移植されて瞬く間に琉球王府全土に普及し、島民を餓死から救うこととなりました。
 琉球・・・・・・・・>島津へ伝来≪93年後≫
 鹿児島本土への伝来は、島津藩の記録によると元禄11年(1698年)、琉球王尚貞から種子島弾正久基へ贈られ、これを種子島の石寺野に栽培したのが初めてとされています。 また、1705年にはの薩摩の漁民である前田利右衛門がカンショをカメに植えて持ち帰りました。 このカンショはやせた土壌のシラス台地に良く適し、薩摩半島から大隅半島一円にわたり栽培されるようになり、人々を餓死より救いました。 もともと薩摩のこめ焼酎は琉球の泡盛と違い、清酒用のこめ麹と煮米と水をカメに一度に混ぜて仕込んだもので、清酒の酒母を蒸留したような焼酎だったので、煮米を蒸カンショで代用するにはさほど時間を要しませんでした。

甘藷伝来!「どんぶらこっこ。」