■商品メモ■
日本で最初の国立公園提案を受けた鹿児島県霧島町の小さな蔵。
明治44年創業いらい「花の露」「大浪」「明るい農村」といった銘柄で地元霧島町民に親しまれてきましたが、近年は、他メーカーから原酒を譲り受け販売を続けていました。
かめ壺は“江戸がめ”と言われる古いもので、平均540リットル入りの“3石(ごく)がめ”が、53本。麹には通常の白麹よりワンランク上の白麹ゴールド菌を使用しました。
ゴールド菌という呼び名は、河内源一郎商店が発明した菌で、他の種麹屋さんには、ない菌です。一般の白こうじと使用方法は同じですが、出麹の際、若干、酸が出にくいので、作業に神経を使うものです。焼酎は、甘さとコクが一段と醸し出され、味わい深い酒質になります。
この芋焼酎の一番の特徴は新感覚の味覚です。
まず香りは、麦の持つシンプルであとに残る香ばしい深い香りと、紅寿芋のフレッシュで甘ったるい香りが絶妙に絡み合っており、味わいは、多少酸味を感じつつ、とろけるような甘みとコク。
両方の素材の旨みが十分に引き出されて、非常にバランスの取れた従来にない芋焼酎が完成度高く仕上がっております。